防犯カメラ設置工事について
防犯カメラの配線工事
ケーブルの種類は機器によって異なりますが、基本防犯カメラの設置工事は防犯カメラから録画機まで有線で行います。ですので防犯カメラ設置については必ず配線工事・配管工事が必要になります。施工方法などをご紹介いたしますのでご確認ください。
屋外配管工事
屋外の配線は断線やケーブル劣化の保護などの観点から露出配線で施工はせずにPF管や鉄管などを使用して通線する配管工事いたします。基本的にどの配管を利用するかは設置環境や用途によって施工方法も様々ですが一般的には塩ビのPF管を使用し配線工事をいたします。
配管埋設工事
カメラの設置場所によって施工は様々です。建物から離れた場所にカメラを設置する際にマンションや敷地の広い工場・倉庫などで配管を施工出来ない箇所が出てくる場合がございます。その場合に地面を掘って配管を埋める埋設工事を行います。建物の構造上等で埋設工事が出来ない土地などもございますので施工時は十分注意が必要です。
架空配線工事
埋設工事同様、建物に沿った配線が行えない場合に行う施工方法です。街頭やポールなどにカメラを設置する場合に多く用いられる施工方法です。架空配線は専用の屋外用のケーブルを使用いたします。架空が出来ない場所(公道を跨いだり、緊急車両等が通れる高さがない場合など)もございますので、現地調査時にしっかり確認を行います。
屋内配線・その他の配線工事
屋内の配線は天井裏を通したり。階を跨ぐフロアの場合はPSスペースなどで配線工事作業を行います。天井裏がない部屋などはモールを利用して配線工事を行うことも可能です。
その他、新築の建物の場合は事前にカメラ設置箇所から録画機を設置する位置まで天井や壁面の中に空配管を仕込んでおいてもらうこともございます。
設置工事のみの施工依頼も対応
弊社では防犯カメラの設置工事のみご依頼いただく場合も対応いたします。但し弊社でお取り扱いしてない製品につきましては、機器の設置のみの対応となります。機器の調整や設定はお客様で行っていただく必要がありますのでご了承ください。
防犯設備業者が施工しなかった問題のケース
防犯カメラの施工知識がない場合、故障やトラブルを招く恐れがございます。こちらでご紹介するのは弊社で実際にご依頼があったケースです。
「家の新築工事時に他社で防犯カメラ購入。設置は家の施工をしてくれていた電気屋さんが購入したカメラを設置してくれました。安くで作業してくれましたがちょっと見た目が気になります。新築なので綺麗に処理していただくことは可能でしょうか?」
とのご依頼のお問合せをいただきました。防犯工事知識のない業者が施工した物と弊社の工事部による処理の比較をご確認ください。
配管の不始末とジョイント箇所の不備
防犯カメラにはカメラとケーブルを繋ぐジョイント部分がございます。配線と機器をつなぐ非常に大事な部分です。こちらでは屋内から通した配管を処理せずにジョイント部分を中に詰め込んでビニールテープでグルグル巻きにしていました。素人目から見てもひどい施工です。
配管や余分なケーブルを切断し、屋外用アウトレットボックス設置して配管箇所を隠蔽しつつジョイント部分をボックス内に納めました。
ボックスに収まりきらずに隙間ができ電源ショートの恐れ
今度はボックス内にジョイント部分を納めていますが、カメラ2台分が収容されていて、ケーブルの長さも調整されていない為、ボックスのフタが浮いている状態でした。これでは雨水などが入りますので電源のショートや機器の故障の原因にもなります。
こちらは余分なケーブルを切断し、各カメラごとにアウトレットボックスを設置いたしました。
ケーブルの不始末・外観を損ねる施工
ご覧いただいてわかるように配線を出す場所を間違えたのか、カメラの設置位置から離れているため見た目が残念なカメラ設置となっております。この2台のカメラに至ってはジョイント部分も露出されていて機器の故障にもつながる施工内容です。
配線が出る位置を変えることが不可能だったので、カメラの設置位置を変更。幸い撮影していた箇所に向けての障害などがなかったので対応できました。アウトレットボックスでジョイント部分の収容と配線の貫通箇所の穴を隠蔽。見た目もかなりスッキリできました。
新築で建てられたお家だったので大変喜んでいただけました。このように防犯カメラの設置の際に、設置業者にも気を付けていただかないと、故障やトラブルの原因にもなります。この設置方法はおかしいと気づいた泥棒が、不備や死角をついてその家を狙うケースもありますので、防犯カメラなどの防犯設備は防犯に携わっている業者を選んでいただくことが、安全で安心です。
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